農場レポート by HappyFood
生活者・フードコーディネーター・食に関わる企業のコミュニティ“HappyFood”。今回は、我々が大ファンである内外食品の鶏たちがどう育てられているかを知りたくて、つくばどりを飼育している農場を見学してきました!(200 .01)

 

【鶏たちに会って、自然に癒された1日】

東京から常磐線に揺られて、茨城県にある友部駅へ。友部駅で(有)共栄ファームの中村さんと待ち合わせ。中村さんの車に揺られて農場へ向かいました。

この日、中村さんと初対面の私たち。すごく話しやすい雰囲気で、色々とお話をうかがわせていただきました。鶏の飼育場に行くのは初めてのことだったので、内心ドキドキでしたが、中村さんの鶏を育てることへのこだわりを聞くうちに早く鶏たちに会いたくてウキウキしてきました。

車で40分ほど揺られて、(有)共栄ファームの羽石農場にやっと到着。
「ウィルスなど鶏たちにとって一番良くないのが、実は人間なんだよね。人間たちは様々な菌をもっている。だからこそ、車で奥深くまでこなければ人間が近づけないようなところに農場を作っているんだよ。また、他の農場の鶏の菌も大敵。万が一、何かしらの菌をもっているんじゃないか?って思ったら、どこかの温泉か何かにこもってもらって完全に疑いがなくなるまで過ごしてもらわなきゃ。鶏を育てるのは人。そういうことでも、鶏に関わる人たちの意識を高めないとね。そう思ってるんです。」(すごく魅力的な中村さんのお話は、後ほど色々とご紹介させていただきますので、お楽しみに!)
なるほど。ただ、緑に囲まれてキレイな環境で育ててるっていうことだけじゃないんですね。緑に囲まれて鶏たちを守ってる。そんな環境なんですね。“ハーッ。久々にいい空気!”
見渡すと、国有林に囲まれた土地は空気が澄んでいて、ところどころ、きれいな小川が流れています。

いざ、出陣!

農場に入る前に、どんなに鶏が守られた環境で育てられているか、そして、そのために鶏を育てている人の教育にどれほど熱意を注いでいるかということを、中村さんにうかがいました。
我々も、ゆるゆるの気持ちだけでは、鶏たちに会えないぞ!
つくばどりは、抗生物質を投与せずに育てるため、病気にかからないよう細心の注意が払われています。HappyFoodいちかわ&興津も、当然のごとく、足の先から頭まで、着替えてから殺菌。人間からの感染を防ぐため、作業衣に着替えて消毒してから、鶏舎に入りました。

オーガニックチキン

まず、オーガニックチキンのヒナのもとへ。
生後4〜5日のヒナ。生まれてまだ間もないヒナをみるのは、はじめて。
チョコチョコと歩き回っています。
オーガニックチキンと聞くと、特別な鶏種が育てられていると思われがちですが、実はこのオーガニックチキンになる鶏は「チャンキー」という一般的な品種。なぜ一般的な品種なの?というと、おいしさと安心をリーズナブルに実現するため、高級銘柄品種をあえて採用せず、育てる環境にこだわっているとのこと。
最初は、すぐに“そうなんだぁ”とはいかなかった私たち。「ん?どうして?」の嵐でした。でも、オーガニックチキンの話を聞けば聞くほど、その意味がわかってきたのです。オーガニックチキンってどういうもの
鶏というのは、育てられ方が非常に重要なんですね。オーガニックというのは、それに携わる人の“心の終結”が生み出す宝のようなものなんだな、と感じました。
さて、よりどのように育てられているか知りたくなった私たち。より中を見せてもらいました。

あら広い!


鶏は「鳥目」なので、鶏舎には明かりが必須なんだそうです。なるほどね。
屋根のような覆いをコンコンとたたくと、下からヒナが一斉に出てきました。
実は屋根のような覆いは暖房の意味があります。うかがったのは冬。鶏たちも温まっていたんですね。でも、運動不足は禁物。時々こうして運動させるのです。


上から下がっている丸いものは給水器。回りの丸い皿にお水が注がれます。
もう4〜5日もたつと、水を飲むのもだいぶ慣れてきたようです。
飲んでいるのは、天然の井戸水。国営林に守られた自然が生み出すおいしい水です。

と、今日はヒナを見せていただいて、また成長を見に来ましょう。ということに。
ヒナを見せていただいた後、色々とお話を聞かせていただきましたので、その話は、またの機会に。

このヒヨコの、1ヶ月半後には・・・

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